最新モデル試乗

【東京→岡山・長距離試乗】フィアット600ハイブリッドで600Kmを走る!【後編】

最新モデル試乗

【東京→岡山・長距離試乗】フィアット600ハイブリッドで600Kmを走る!【後編】

新たに国内導入されたフィアット600ハイブリッド。ロングツーリング試乗記【前編】はモデル解説が中心となったが、この後編では最終目的地である岡山国際サーキットまでの試乗インプレッションをお届けしよう。 早朝に東京都内の編集部を出発したものの、すぐに祝日・海の日を含む3連休の大渋滞に捕まってしまった。だがストップ&ゴーの繰り返しでも、モーターのスムーズな発進のおかげでギクシャク感がなく、渋滞時特有のストレスを感じさせない。アクセル操作によってエンジンへの切り替わりも穏やかで違和感は少ない。さらにアダプティブ・クルーズ・コントロールを作動させれば、前走車に合わせて完全停止まで自動でこなしてくれる。渋滞の長い首都高3号線から東名高速道路では、この装備のありがたさを改めて痛感した。 御殿場を過ぎて渋滞を抜けると、ようやく高速巡航へ。アベレージ速度の高い第二東名では基本はエンジン主体だが、必要に応じてモーターが加勢し、加速に厚みを加える。6速DCTは節度あるシフトフィールを持ち、パドルシフトでのマニュアル操作にもキビキビと応答。追い越し車線での加速は軽快で、長距離移動に十分な余裕を感じさせ

By ティーポ編集部
【東京→岡山・長距離試乗】フィアット600ハイブリッドで600Kmを走る!【前編】

最新モデル試乗

【東京→岡山・長距離試乗】フィアット600ハイブリッドで600Kmを走る!【前編】

昨年9月に日本に導入されたフィアット600e(セイチェント・イー)。日本での発表会には、フィアット・ブランドのチーフデザイナーであるフランソワ・ルボワンヌ氏が来日した。彼が語ったのは「BIG SMILE」というデザインコンセプト。まるでキャラクターの顔を描くようにフロントフェイスを造形し、街で出会った瞬間に思わず笑顔になれる存在を目指したという。確かに、ヘッドライトやグリルの造形には柔らかさと親しみやすさがあり、愛嬌を感じさせる。ボディ全体に対するボンネットの比率やリアハッチの傾斜は、初代セイチェントのDNAをしっかりと受け継いでおり、フィアットが長年培ってきた「誰もが笑顔になる愛嬌あるデザインと、優れた実用性の両立」という哲学が反映されているように思う。 フィアットといえば500(チンクエチェント)やパンダといった小型車でよく知られるが、600(セイチェント)は500とコンパクトSUVの500Xとの間に位置するモデル。クロスオーバーが主流となる今の市場にあっても、フィアットはあくまで「日常を楽しく彩る道具」としてのキャラクターを忘れていない。流行のクロスオーバーとは一線を画す、親

By ティーポ編集部
ティーポOBの嶋田智之さん【アルファロメオ・ジュニア】緊急試乗リポート!【後編:イブリダ】

最新モデル試乗

ティーポOBの嶋田智之さん【アルファロメオ・ジュニア】緊急試乗リポート!【後編:イブリダ】

イブリダの方は、見るのも触れるのも初めてだった。ここでもぶっちゃけておくと、初めてであるにも関わらず、デイリーな実用アルファとしてはよさそうだけど、スポーツ性についてはそう期待しない方がいいよな、なんて僕は考えてたりしたのだ。 理由その1は、イブリダはMHEVだというのに、モーターだけで走ることもできちゃうのだ。バッテリーの充電量がある程度満たされていて、アクセルの踏み込み量がそう多くなければ、モーターだけで発進してスルスルと30km/h+αまで行けちゃう。言うまでもなくそれは燃費に効くわけで、実用面での大いなる美点となる。せっかくの流れなのでそのあたりを先に記しておくと、実際に街中で穏やかに走っていたり軽い渋滞の中にいたりすると、予想してた以上にモーター走行の時間が長かったりする。モーターは小さいけど減速時にはしっかり回生が効いて、同じく容量の小さなバッテリーがメキメキと電気を取り戻してる感じ。ふと気づくとコースティング走行をしてたりもすることも多い。今回は何も気にせず試乗したので参考になるとは思ってないけど、踏むべきときには気持ちよく踏ませてもらって、それ以外はフツーに走って、

By ティーポ編集部
ティーポOBの嶋田智之さん【アルファロメオ・ジュニア】緊急試乗リポート!【前編:エレットリカ】

ティーポOBの嶋田智之さん【アルファロメオ・ジュニア】緊急試乗リポート!【前編:エレットリカ】

ジュニア、結構いいぞー! ハイブリッドもピュアEVも、どっちも結構いいぞー! ……いや、最近ではほぼなくなったけど、ちょっと昔は“WEBに原稿を書くときには結論を先に書け”なんて言われることが多くて、それを思い出したから今さら従ってみた。なぜ思いだしたのかと言えば、僕自身が結論を急いで皆さんにお伝えしたかったから。ついに日本デビューを果たしたアルファロメオ・ジュニアにいち早く試乗することができ、期待以上に楽しく気持ちよかったから、おかげで思いのほかゴキゲンなのだ。われながら単純な男だと思うけど。 ジュニアについては、おそらく皆さんも御存知のことだろう。上陸したてのホヤホヤだから、ちょうどいろいろな自動車サイトやニュースサイトなどを賑わせてるタイミング。なので、ここではネチネチと概要を掘り下げるようなことはしない。しないんだけど、知らない人もいるんじゃないか? とちょっと不安になったりもするので、軽くおさらいだけしておこうか。 ステルヴィオ、トナーレに続いくアルファロメオ第3のSUV、それがジュニアである。2019年までのミト、2021年までのジュリエッタの流れを汲むひさ

By ティーポ編集部
【最新モデル試乗】フラッグシップとしての進化と熟成【Tipo Car Quest】

最新モデル試乗

【最新モデル試乗】フラッグシップとしての進化と熟成【Tipo Car Quest】

マツダのラージ商品群は、成り立ちからしてユニークな存在だ。 なによりも縦置きエンジンと後輪駆動をベースとするプラットフォームに直6エンジンを搭載するという、いまやプレミアムブランド以外ではお目にかかれない、贅沢にも思える基本構成を備える。

By ティーポ編集部
【最新モデル試乗】全方位正常進化の優等生!VOLKSWAGEN T-Cross【Tipo Car Quest】

最新モデル試乗

【最新モデル試乗】全方位正常進化の優等生!VOLKSWAGEN T-Cross【Tipo Car Quest】

フォルクスワーゲンは、2020年〜2023年まで輸入SUVカテゴリーで、3年連続ナンバー1の販売台数を記録した。その牽引力となったのが、エントリーモデルとなるTクロスだ。ポロのSUV版といえば、そのサイズ感がお分かりいただけるのではないだろうか。

By ティーポ編集部