[ナカジ~のティーポ的コラム07]ワンダーランド・マーケットにお邪魔しました

[ナカジ~のティーポ的コラム07]ワンダーランド・マーケットにお邪魔しました

 4月12日(日)に、第122回ワンダーランド・マーケットを見学に、横浜産貿ホールに出かけてきました。年3回、4月、7月、12月に行われるアンティークトーイ・フェアで、1981年から続く、恒例のイベントです。

 ついこの間、100回記念をお祝いしにお邪魔したと思ったのですが、もうあれから8年も経過していて、ちょっと驚きました。

 今回は会場でのヒストリックカーの展示などは行われていませんでしたが、やはり各ショップや個人の方が出展されているブースを眺めて回るだけで、本当にわくわくしました。ただ会場に着いたのがお昼過ぎで、良いものはかなり売れてしまっていたようで、自分はイギリス・ディンキーのホールデン・スペシャル・セダンだけ買って帰ってきました。

 このワンダーランド・マーケットを1981年に始められ、今も主催者として活躍されているのが、テレビ東京の「なんでも鑑定団」でミニカーの鑑定士を務める宇野規久男さんです。宇野さんは若い頃、横浜元町にあったおもちゃ屋さん「千代田ママストア」にお勤めでした。このお店、店内奥の一面全てがミニカーのケースになっており、宇野さんはそこでミニカーのスペシャリストとしてお客さんに応対されていました。

 私は子供の頃、お彼岸やお盆になると、父の運転するクルマで杉並の自宅から世田谷のお寺にお墓参りに行き、そのまま第三京浜で横浜に行って、この千代田ママストアでミニカーを買ってもらうのを楽しみにしていました。当時の宇野さんは細身のスーツやサーフスタイルなど、流行の洋服を着ているカッコいいお兄さんだったのですが、ミニカーに本当に詳しくて、お話するだけで楽しかったのを覚えています。

 その後1977年に、千代田ママストアがなくなるのと相前後して、宇野さんはご自身のアンティークトーイ・ショップ「横浜元町サンセット」をオープンされます。お店は元町界隈で何度か移転しながら営業されていましたが、現在店舗はお休みされているそうです。ただこのサンセットというお店は本当に素敵でした。特に1980年代から2013年まで長く営業されていた、元町プラザの横を入って外人墓地に上がるY字路の角にあった、階段を上がって入る店舗は、天国のようなところでした。オールディーズが流れる中、大量に置かれた商品の中から掘り出し物を見つける至福の時間を過ごせたのですから。

 ティーポでは、2006年2月(200)号と2007年12月(227)号でサンセットで扱うアンティーク・ミニカーをご紹介させていただき、さらに2017年7月(337)号の「クルマ伝説を追え!」という特集では、宇野さんご自身と伝説の走り屋グループ「ナポレオン党」について詳しくご紹介させていただきました。私がいろいろ取材させていただき、原稿を書いたのですが、1960年代当時の写真を宇野さんにご提供いただいたこともあり、手前味噌ながらすごく良い記事になりました。「ナポレオン党」について書かれた本は限られているので、貴重な資料とも言えます。興味がある方はぜひバックナンバーを探してみてください。

 今回のワンダーランド・マーケットでも、宇野さんと奥様にお会いでき、大変お元気そうでよかったです。いつまでもミニカー趣味の大先輩として、ご指導をよろしくお願いします。

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【モデルカーズ】これぞまさにスリーパー! 能ある鷹は爪を隠す【Porsche 911 GT3 Touring Package】
ポルシェ911 GT3

【モデルカーズ】これぞまさにスリーパー! 能ある鷹は爪を隠す【Porsche 911 GT3 Touring Package】

どんな高額なスポーツカー/スーパーカーにも当てはまることだが、そのオーナー像というのはふたつに大別されると思う。ひとつは「他人の目を意識するタイプ」で、もう一方は「他人の目を気にしない、自己完結型」だ。しかし“ロードゴーイング・レースカー”の異名を取る、ポルシェ911 GT3オーナーの中には、その中間のような存在がいる。そこに目をつけたのは他でもない、ポルシェ自身である。 GT3といえば、ハイチューンの自然吸気ユニットを積み、後席を取り除くなど徹底した軽量化が追求されたピュアスポーツモデル。その真価を合法的に発揮したいのならば、サーキットに直行した方が無難とも言えるキャラクターが売りで、標準型の911とは異なる、“クルマを地面に張り付けてやろう”と言わんばかりのエアロディバイスや屹立したリアウィングなどで、溢れんばかりの“ヤル気”を周囲にまき散らしている。もちろん、それは「他人の目を意識するタイプ」のオーナーにとってはステイタスシンボルのようなもので、虚栄心も大いに満たしてくれることだろう。 しかし、GT3には乗りたいけど、あの“これ見よがし感”がちょっと気恥ずかしいという、奥