【モデルカーズ】進化と深化を続けるフェアレディZの最高峰【日産フェアレディZニスモ】
2020年にプロトタイプが発表され、2022年から日本での販売が開始されたRZ34型フェアレディZ。型式からもわかるようにRZ34型の発表当初は6代目フェアレディZ、Z34型のビッグマイチェン版と認識されていたものの、エンジンのダウンサイジングを含め、車体構成部品の多くが刷新されたことから、現在は7代目とカウントするのが一般化している。



photo:NISSAN NEWSROOM
登場時は初代のS30型を連想させるフロントマスクや、4代目(Z32型)を彷彿とさせるリアビューなど、Zのレガシーを色濃く感じさせるデザイン、そしてZ市販モデル史上最大パワーを発揮する3リッターツインターボの搭載など、才色兼備の貴婦人の再来に多くのZカーファンが熱狂した。生産が注文に追い付かず、瞬く間に受注停止の措置が採られたことも記憶に新しい。

しかし、日産はそれだけでは飽き足らず、次なる隠し玉、といっても多くの日産車ファンならば希望的観測も含めて登場を心待ちにしていたフェアレディ Z NISMOが2024年型からリリースされることになった。外装はよりアグレッシブなデザインのエアロパーツが追加され、エンジンも15馬力と4.6kg-mのトルクを上乗せし、それに合わせてボディや足回りも強化(チューニング)されている。価格差はRZ34標準車のスタンダードモデル比で約400万円高の約975万円となったが購入希望者が殺到した。

ところがそんなフェアレディ Z NISMO購入希望者を待っていたのは、「当面はすでにRZ34の標準車の購入予約をしている人だけが振り替え注文できる」というあまりにも非情な措置。つまるところお金さえ用意すれば誰にでも買えるクルマではなかったのである。昨今では、そんな事情も好転しつつあるようで、先だってフェアレディ Z NISMOの2027年型が発表された。


photo:NISSAN NEWSROOM
最大のトピックは意外だが、これまで設定の無かったMT車の追加。420馬力をコントロールするには旧来の2ペダル、9速ATの方がほとんどのドライバーにとって有利で、速く走ることができるということから決定されたようだが、やはりフェアレディZのフラッグシップたるもの、MTでアナログ感を楽しみたいという向きも多かったようで、その期待に応えて6速MTも選択できるようになった。
そんな2027年型のフェアレディ Z NISMOを、いち早く(史上最速の同車のモデルカー化かもしれない)1/43の精密モデルカーとして再現したのがメイクアップだ。なぜそんなことが出来るかと言えば、企画から設計、生産までの準備の一切をアウトソーシングせず、東京の本社スタッフ自らが手掛けているからだ。生産拠点は中国の自社工場だが、こちらでも徹底した組み立て技術の鍛錬と、品質管理が行われている。
2027年型のフェアレディ Z NISMOの外観上の変更点はごく少ないが、旧来の「NISSAN」の丸型CIから、レジェンダリーな「Ⓩ」に改められたノーズのエンブレム、ブレーキキャリパーの色調なども実車を忠実にトレースしている。
内装ももちろん6MTを再現し、実車のデータをベースに、意匠やサイズ感も客観的にスケールダウンしているのはメイクアップのモデルカーならではの魅力。塗装のツヤ加減のコントロールで内装の素材感もしっかりと表現している。
ボディカラーはニスモステルスグレー 、ブリリアントホワイト、バイブラントレッド 、ブリリアントシルバー 、ミッドナイトブラック の5色が用意される。価格は1台35,200円(税込)となる。デリバリーは2027年3月と少々先だが、熱心なZカーファンならば予約して納車の日を待とうではないか。
■NISSAN Fairlady Z NISMO 2027 商品ページ
https://www.makeupcoltd.co.jp/products/detail/1931

model cars(モデルカーズ)366号 2026年11月号は絶賛発売中!
定価:1,599円(本体1,454円)
国内で唯一の自動車模型の総合月刊誌(毎月26日発売)
https://www.neko.co.jp/tax_magazine/modelcars