前回に続いて、9月18~20日に行われたグッドウッド・リバイバルについてレポートします。今回は、参加マシンやレース以外についてお伝えします。とにかくサーキット全体が巨大なテーマパークになったような、もしくはサーキット全体が1950~60年代にタイムスリップしたかのようなこのイベント。レースに参加する貴重なマシンたちを見るだけでも興奮ものなのですが、それ以外も見どころがいっぱいで、3日間では全部を見切れないくらいです。というわけで、写真でいろいろご紹介しましょう。
朝一番にサーキットに来ると、ピットロードを歩けて、素敵なつなぎを着たオフィシャルさんたちを間近で見られたり(左)、場内にある、ここで亡くなったブルース・マクラーレンの追悼碑(朝にミサが行われる)をゆっくり見られたり(中)、スピットファイアの3機超接近編隊飛行が見られたり(右)と、かなり得した気分になれます。
左_コース外周路沿いにグッドウッドのクラブメンバーの方専用駐車場があって、素敵なヒストリックカーを見られます。中_プレスルームは大きなテントの中にあるのですが、古い机や椅子、ラックなどが装飾として置かれています。右_ピットはガレージ式でなく、昔ながらのピットロードと隔てられたタイプ。
上左_場内のホールの中で異彩を放っていたDUNLOPのブースは、テニスがテーマになっていて、スタッフのユニフォームもこの通り(Photo_Goodwood Revival)。上中_ブースの床もテニスコートを再現。上右_壁には古いポスターがかかり、テニスのラケットも展示。下左&下中_BMWも広いスペースを使用。BMW1500の周囲はデザインスタジオ風に演出されていました。後方のデザイン画が興味深いです。下右_アルピーヌは最新のBEVと往年のA110を両方展示していました。

今回のテーマのひとつ「ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)」に合わせて、ヴェスパの大パレード(左/Photo_Goodwood revival)があったり、展示スペースがあちこちにあったり(中)、チンクのパトカーの周りで陽気に踊るパフォーマンスがあったり(右)と、イタリアンな雰囲気も感じられました。
サーキット内の駐車場側にも外周側にもパドック側にも、いろんなショップが並んでいて、それを見て回るのが凄く楽しいのです。上左_子供たちが戦うペダルカーのレース「SETTRINGTON CUP」の専門ショップ。上中_別のお店では、使用されるオースチンJ40をディンキーのミニカー風にディスプレイしていました。上右_地元のクリニックが素敵なカフェを出店し、来院をアピール。中左_来場する女性の髪をセットするのに大忙しの美容室「BETTY’S」の前にもヴェスパとランブレッタがズラリ。中央_衣料品店は新品、古着合わせてたくさん出店していましたが、これは新品のスポーティなジャケット専門店。中右_こちらは新品のネクタイとアスコットタイ、ポケットチーフの専門店。下左_モータースポーツ絵画の専門店。Cチャプマンの肖像画なんてものも! 下中_籐のバスケット専門店。用途に合わせて形もいろいろ。下右_金属製装飾品の専門店。イベントに合わせてクルマ関連のエンブレムをたくさん並べていました。
もちろん様々なクルマ関連ショップやブランドの出展も多い。上左&上中_マツダの歴代ロードスターに、ジャガー製3リッターV6を積んだ車両を販売するRockteer。上右_ポルシェ・クラシックのブースには、貴重な356B 2000GSカレラGT Dreikantscaber が展示され、様々なグッズも販売されていました。下左&下中_英国のPPW社が作るティーポ33/2ストラダーレのレプリカ。エンジンはフェラーリ&マセラティの4.2リッターV8/381psを搭載しています。下右_空冷ポルシェを独自のレストア&モディファイで販売するRICO CUSTOMSのブースは昔のガソリンスタンド風の演出。
有名なBONAHAMSオークションも開催されます。今回はなぜか日本のマイクロカーがたくさん出展されていました。マツダ・初代キャロル、トヨタ・初代パブリカ、スズキ・2代目フロンテ、トヨタ・スポーツ800、スズキ・フロンテクーペ、スバル360、三菱500、ダットサン・ロードスターなどが見えます。
滅多にお目にかかれない珍しいクルマも山ほど見かけます。上左_サーキット・タクシーに、フォードGT40の公道仕様、MarkⅢが2台も使用されていました。上中_セーフティカーの1台は、かつて実際に使われていたMGA 1600のポリスカー。上右_売り物として並べられていたジェンセン541。1954~59年の生産で、4リッター直6を搭載。下左_洋服屋さんにディスプレイされていたジネッタG10のリプロダクトモデル。6.2リッターV8エンジンを搭載する。下中_一般観客の方のクラシックカー駐車場に停まっていたミニ・バンAA仕様。ディンキーのミニカーでもおなじみ。下右_ミニ・バンの隣がキャデラック・シリーズ61ドヴィルのル・マン仕様、その隣にグリーンのツートン塗装が美しいヴォクゾール・クレスタPA(シリーズ2)セダン。
というわけで、レース以外もとにかく楽しかったグッドウッド・リバイバル。次回は意外なクラシックカーたちをご紹介します。
グッドウッド・リバイバル公式サイト https://www.goodwood.com/motorsport/goodwood-revival/
Text & Photo:中島秀之