“フォード先輩”の貫禄が凄い、という話

“フォード先輩”の貫禄が凄い、という話

走らせたいし眺めていたい、その重量を感じてみたい

ここ数週間、RC好きのおじさんたちが騒がしい。

なんでもタミヤ往年の名車が復刻するという。それが

1/10RC フォード F-150 レンジャー XLT

タミヤのRCレーシングバギーの祖ともいえるバギーチャンプと同じシャーシを使った兄弟車種であり、発売年は1981年( ! )

ただ巷の諸先輩方はいざ知らず、40代半ばの人間にとっては45年前ともなると、さすがに当時の記憶はなく完全に初対面である。

はじめまして、と敬いながら恐る恐る観察してみると積み重ねてきた年月からくる哀愁は漂いつつも、古臭さなどは微塵も感じない。

金属素材が取り入れられたシャーシの重厚感からくる堂々とした佇まいと、スケール感を追求したボディには燦然と輝くFORD ロゴがむしろ貫禄すら感じさせるのである。

思えば、生まれ年も自分よりも数年早い…となれば、

こう呼ばせてください、「フォード先輩」と。

タミヤRCの歴史とこだわりが詰まったシャーシ

シャーシは2mm厚のFRP板とジェラルミンパーツを組み合わせた構造。

前述のとおり、バギーチャンプやワーゲンオフローダーと同じシャーシであり、

1981年当時そのままに復刻されているのだが、フロントバンパーは樹脂と金属を組み合わせているほか、足回りのトレーリングアームはダイキャスト。そしてアルミのオイル封入式ダンパーも採用している。

各所に金属素材やパーツが投入されているのは思いっきりオフロード走行を楽しめる堅牢性を追求してのこと。

今ほど樹脂パーツの信頼性が高くなかったという時代背景によるものだが

いま改めて見ると、実車ライクな質感がメカ好きたちを惹きつけるのだ。

当時そのままのシャーシを再現すると同時に復刻としてアップデートされているのがボディ。

ABS樹脂により、グリルやワイパーなど細部まで表現されたスケール感が楽しめるが、

そのリアリティを追求するためにフロントのボディマウントをフック式にすることで表面にボディピンが出ない仕様に進化されている。

そしてデイトナ読者含めたアメ車好きには嬉しい「FORD」ロゴ。

実車モチーフのモデルを作るうえでのハードルが高い中で1981年当時と同じ、フォードの名前を冠してカムバックしてくれたことは復刻という言葉では足りない、重みがある。

ようやくRC好きたちが騒ぎ立てる理由も理解して頂けたかと思うが、今年はタミヤRCの生誕50周年というアニバーサリー・イヤー。

フォード先輩に先立ち、すでにタミヤRCの1号車であるポルシェ934(1976)50周年記念モデルの再販も大きな話題となった。

記念の年に発表される復刻・再販モデルはどれも人気が高く、争奪戦は必至。

発売日は忘れずにチェックしておくように。

フォード先輩こと、1/10RC フォード F-150 レンジャー XLT。

公式発表では【2026年6月27日(土)ごろ】発売である。

フォードF-150の7代目モデル。

F-150のなかでも上位グレードとして設定されていた「レンジャーXLT」がモチーフ。実車の販売時期が1980年頃なので、発売直後にタミヤがRC化していたことになる。

バギーチャンプやワーゲンオフローダーと共通のタミヤ初の四輪独立式サスペンションを採用した本格的バギーシャーシを採用。各部に金属パーツを採用し、防塵用のクリアパーツがメカを覆うなどオフロード走行に特化した構造となっている。

メッキの別パーツを組み合わせて実車のようなスケール感を高めており、飾っていても楽しめるクオリティを誇る。ヘッドライトには別売りのLEDライトを搭載して点灯ギミックを楽しむこともできる。

株式会社タミヤ

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