【プジョー308GTi270長期レポート番外編】エンジンオイル添加剤「SUPER ZOIL(スーパーゾイル)」を試してみた!【体験報告】

ティーポ本誌で長期レポート連載中のプジョー308GTi270について、ひそかに進めていたトピックを改めて報告しよう。コトの発端は昨年6月にスポーツランドSUGOで開催したSPEED FESTIVAL2024トークステージでの、ティーポ2代目編集長でモータージャーナリストの嶋田智之さんによる、エンジンオイル添加剤「SUPER ZOIL(スーパーゾイル)」の性能解説&モニター抽選コーナーでのこと。
相変わらず軽妙なトークで語られたスーパーゾイルの特性と効能は、語る人物の怪しげなキャラを差し引いても魅力的な内容だったので、モニター希望者も多くてじゃんけんによる争奪戦が行われるほど。そしてステージ終了後に、嶋田さんの手元にあったサンプルの1本がレポーターに手渡され、「じゃ、ハギワラさんのクルマでも試してみてね」と半ば強引にスーパーゾイル体験企画をブっこまれた。

スーパーゾイル=エンジンのためのアンチエイジング・サプリメント(超高性能凝縮オイル)とは、機関内部で起こる金属同士の摺動摩擦による磨耗で発生したキズに入り込んで、金属表面を再形成するトリートメント剤とのこと。排気量1.6リッターから最高出力270psをひねり出す、ウチのプジョー308GTiの直噴4気筒ターボエンジンも走行距離6万キロを超えて相当おつかれと思われたので、オイル交換を機に「スーパーゾイルECO for 4cycle」を注入して経過をみてみることに。


従来のコーティング剤は摩耗部分に入り込むだけでが、スーパーゾイルはエンジンの熱と摩擦による化学反応で金属表面を再生していく。
オイル交換によるリフレッシュ効果か、事前に仕込まれたスーパーゾイルの予備知識によるプラシーボ効果かは定かではないが、注入後は明らかにエンジンの軽快さが増した感じ。もともと高回転型とは言い難い特性ながら、4-5速でのアクセルに連動した加速が鋭くなったような感じだ。普段から積極的にシフトアップして美味しい回転域を使うよう心掛けているから、スムーズな加速に繋がるレスポンスの良さはひとクラス上のスポーツカーのようで嬉しい。

スーパーゾイルを注入してから5000キロほど走行距離を伸ばし、ふたたびオイル交換のタイミングで平均燃費の推移をチェックしたところ明らかな改善がみられた。前回のオイル交換&スーパーゾイル注入から数カ月の間には、ルーティーンな市街地走行と高速道路での長距離移動に加え、サーキットでのスポーツ走行といった極端な使用環境があったのに、トータルで14%くらい燃費が改善された。しかもこの伸びはまだまだ続きそうな予感がする。


スーパーゾイルによるトリートメント効果はオイル交換後でも持続しているそうだが、もったいないからボトルに残ったスーパーゾイルを足しておいた。これでエンジンの軽快さと燃費のよさが持続できるなら儲けもんである。このクルマにはまだまだ未練も残債もあるから……。
スーパーゾイル製品公式WEBサイト=https://www.superzoil.com/