【プジョー308GTi270長期レポート07】スポーツ走行に再デビュー&アフターケアも【PADDOCK PASS】

【プジョー308GTi270長期レポート07】スポーツ走行に再デビュー&アフターケアも【PADDOCK PASS】

あくまでファミリーカーのスタンスで続けるプジョー308GTi270の長期レポートだが、アイバッハの強化スプリングを入れてタイヤをミシュランPS5、ホイールをワークのワンピースに新調したからには、いよいよスポーツ走行にエントリーせねば! ということで、われらティーポ編集部が主催するサーキットイベント、「袖ヶ浦スピードフェスティバル」のフリー走行に紛れ込んでみた。イベント報告はリンクをご覧ください。

大竹代表もオススメのミシュラン・パイロットスポーツ5は、1000Kmナラシ後に静粛性と快適さが格段に向上。特筆すべきは、豪雨の高速道路でもしっかり路面を捉えた高いウェットグリップだ。

ここまでのナラシ走行でもドライ、ウェットともにミシュランタイヤの進化ぶりに驚かされ、ホイール換装による軽量化もあって日常走行での快適さと軽快さには大満足。いざサーキットに乗り込んでみたら、加減速で路面に食いつくグリップの強さもさることながら、コーナリング時の走行安定性もバッチリ。主治医であるオート・ポワ・ルージュ大竹代表の分析としては、組み合わせたホイールのリム幅を純正の8Jから8.5Jに、インセットも純正の+42から+45にしたことでトレッドが広がり、横方向のスタビリティが向上したのでは? とのこと。

空気圧未調整でサーキット走行に挑んだため、フロントのショルダー部分に負荷を与えた模様。ブレーキ点検といっしょに前後ローテーションと空気圧の再調整をお願いした。

ともあれ10年ぶりのスポーツ走行ながら、トラブルなく1分21秒台で袖ヶ浦フォレストレースウェイをラップできたのだから、この純正プラスアルファ程度のライトチューンは308GTiにマッチしたということだろう。こうなると少し欲が出てきた。もっとラップタイムを詰めるなら、次はどこに手を着けたらいいかな……。

アンダーガードも外して「意外に緩む」というサブフレーム部を増し締め。サーキット走行後は速やかに各部チェックを心掛けたい。

【ティーポ#402号より転載】Special Thanks:オート・ポワ・ルージュ 
Tel:048-865-0470 URL_https://www.auto-pois-rouge.com/