【プジョー308GTi 270長期レポート03】アシを代えたらアライメント調整を!【PADDOCK PASS】

アイバッハ製スプリングを入れてアッパーマウントもリフレッシュした、長期リポートカーのプジョー308GTi270(T9型)は、路面のゼブラや細かいピッチといった情報を伝えながらも、基本的にはフラットで快適かつシャキっとしたフィーリングが好感触。その後1000Kmほどのナラシでパーツがなじんだ頃合いということで、各所のチェック&調整のために埼玉のオート・ポワ・ルージュを訪れた。



車検(ロービーム測定)対応のヘッドライトテスターは、ハロゲンやHIDはもちろんLEDのパルス制御も高性能CMOSカメラで画像解析。表示された保安基準枠に合わせて照射角を調整する。
わずか20㎜とはいえスプリング交換で車高がダウンしているので、まずはヘッドライトの光軸調整から。保安基準がロービーム(すれ違い前照灯)に変わるのを機に、LED対応の最新ヘッドライトテスターを導入した大竹代表は、「高いから元とるまで大変だよ」と言いつつもサクサクっと作業完了。





レーザー式テスターを4輪に装着してリフトアップ。モニターに表示されたモデルごとの適正値まで調整していく。作業工賃はフロントのトー角調整が1万5000円でマルチリンク式のリヤは1輪あたり2500円となる。
続くホイールアライメント調整は、4輪にレーザー式測定器をつけてステアリングを治具で固定し、モニターに表示されたモデル/グレードごとの適正値までタイロッドを調整していく。リヤがトーションビームの前輪駆動プジョーの場合はフロントのトー角調整でOKだが、「サスペンションはもちろん、タイヤ交換の後もアライメントはチェックした方がいいよ」とのこと。

もともと極端なズレがなかったようで、一連の作業を終えた後も走行フィールに大きな違いはないけれど、“最近のプジョーは小径だから……”とあきらめていたステアリングのセンターがビシっと決まったのは気持ちいい。ちょっとクルマへの愛着が増したかも。

【ティーポ#398号より転載】Special Thanks:オート・ポワ・ルージュ
Tel:048-865-0470 URL_https://www.auto-pois-rouge.com/