【タミヤ1/35RC】戦車プラモの世界標準から生まれた傑作【ドイツ・パンサーG後期型】
今年で創刊35周年を迎えるDaytona(デイトナ)のウェブサイトがリニューアル! そこで人気のタミヤRCコラムをTipo WEBに掲載します。
タミヤの粋が詰まった1/35RCタンクという傑作
タミヤが1961年に発売した35分の1(1/35)スケールの戦車プラモデル。
実物の考証を重視し精密に再現したタミヤ品質が圧倒的な支持を受け、いつしか1/35は世界標準のスケールとなったのである。
そんな歴史ある1/35のプラモデルにモーターを内蔵するなど可動ギミックを組み込んだことをキッカケに製品開発が進められ、1974年にRCタンク(M4シャーマン戦車)の発売へと繋がっていく。ちなみにタミヤが最初にRCカーとしてポルシェ934RSRを発売したのはRCタンク発売の2年後、1976年のことである。
1/35スケールのRCタンク。タミヤの歴史においても外すことができない重要なラインナップの最新モデルがこの「1/35RC ドイツ戦車 パンサーG後期型(専用プロポ付き)」なのだ。

1/35RCタンクとは、“動くミリタリーミニチュアである”と言った方がわかりやすい。プラモデルの王道シリーズである1/35スケールのミリタリーミニチュア(MM)は、飾るが本質のディスプレイモデルなのだが、子供たちにとってはオモチャということで、作り上げたプラモデルを動かしながら戦車ごっこに明け暮れたものである。


そのMMシリーズがサイズ感そのままに前後進のみならず、砲塔の旋回や砲身の上下動まで実車の動きをRC操作で再現できる。童心に還るどころか、タミヤで育った大人にとっては見逃すことなどできるわけもない。


キューポラ(展望塔)は鋳造肌の質感を活かし、車体には溶接跡を再現するなどディテールの作り込みは、世界に誇るタミヤ品質。パーツをはめ込むだけで組み立てられる連結式可動履帯は戦車ならではのリアルな走行シーンを生み出してくれる。


車体にはスコップ、ワイヤーカッター、牽引用クレビスなどの小物類を別パーツで再現することでリアルさを追求。車体後部のエンジン点検ハッチやヒーターユニットも再現し、ディスプレイモデルとしても十分なディテール感を生み出している。
箱を開けて、組み立てていく過程はプラモデルそのもの。精密なパーツを組み合わせて、全体像が出来上がっていくにつれ、塗装やウェザリングでのディテールアップとあわせて情景ジオラマにも興味が湧いてくるだろう。


同じ1/35スケールのMMフィギュアを組み合わせれば、アイデア次第でより臨場感ある戦車ジオラマに仕上げることも。左/ 1/35 ドイツ戦車兵 砲弾搭載セット、右/ 1/35 ドイツ戦車兵 エンジン整備セット(別売り。キットには含まれません)。
そんなときはMMシリーズの小物やフィギュアを組み合わせてみる。同スケールなので違和感ないのは当然。そして、何度も言うがこのパンサーは動く。臨場感あるジオラマに躍動感を与えることができる。

作って飾るだけじゃない、走らせるだけでもない。
動く情景ジオラマの1/35RC戦車はタミヤで育った大人たちが行き着く究極の遊びである。