[ナカジ~のティーポ的コラム03]ティーポ連載コラム「ナカジ~のミニカー浪漫紀行」の裏側!?
ティーポ2009年3月号、通算237号に始まったコラム「ナカジ~のミニカー浪漫紀行」は、現在販売中の通算405号で162回目を迎えました。開始当初こそネコ・パブリッシングの通販サイト「ホビダス(当時)」で販売されていたミニカーと、自分がコレクションしている古いミニカーを1台ずつ紹介して、販売促進につなげるためのものでしたが、「ホビダス」がフェードアウトするにつれて、2台とも自分の所有するミニカーを使用するようになりました。
せっかく紹介するのなら、なるべくその号で紹介した実車と同じ車種のミニカーをお見せしようと思い、これまで300台以上を紹介してきたことになります。基本的に1/43スケールで、なるべく1960~70年代のミニカーを優先していますが、その時代に作られた製品がなかったり、年式が若い車種の場合は新しいミニカーを使っています。
ミニカーの写真は、コラム開始当初のモノクロページ時代は自分で撮影したりしていましたが、カラーページになってからはプロのカメラマンの方にお願いしています。ここ数年は実車の取材の時に、ついでに撮影をしていただいており、場合によっては実車と、同じ車種のミニカーを同日に続けて撮影するということもあります。


左がミニチャンプスのアルファ・ブレラ(撮影:山本佳吾)で、右がポリトーイのシェブロンB16(撮影:奥村純一)。どちらも加工前で、シェブロンは実車のフロントフードとフェンダーの間の線が車体下に写っている。シェブロンはミニカーの塗装が悪く、艶があまりない。ブレラのミニカーは2000年代の製品なので、塗装が美しい。
さてティーポ405号のこのコラムでは、ポリトーイが1972年に発売したシェブロンB16のミニカーと、ミニチャンプス製のアルファロメオ・ブレラのミニカーをご紹介しています。後者はこの号のパーチェス・プロジェクトで実車を撮影した後、そのまま山本佳吾カメラマンに撮影してもらいました。山本カメラマンの愛車VWゴルフ・ワゴンの荷台にスチロール製の板で囲いを作って撮影するのですが、撮影の仕方を考えれば、望外に美しい仕上がりになっています。
ひとつお断りしておきたいのは、このコラムで使うミニカーの写真は、「切り抜き」を前提に撮影されています。ミニカー本体部分だけを使い、背景(車体の陰など)はデータを加工して付け加えています。このため切り抜いてしまう部分に何かが写っていても、車体に写り込んでいない限り問題ありません。

で、ここからが本題なんですが、実はパーチェスの取材の際、ブレラと共にもう一台、中国のixoブランドのロータス・エリート・ル・マン1959(2005年発売)を山本カメラマンに撮影してもらっていました。これは岐阜の國江さんがお持ちの、本田宗一郎が初代オーナーのロータス・エリートを取材することが決まっていたためです。実車のボディ色は白ですが、輸入された当初は赤だったとのことなので、その感じを見ていただくためのチョイスでした(ゼッケンサークルはあるものの)。

ところがその後、難航していたジネッタG16とシェブロンB16の取材が行えることになり、改めて奥村純一カメラマンにポリトーイのシェブロンを撮影していただいたのです。これも実車の取材当日、袖ヶ浦フォレストレースウェイのピットガレージで、同時に取材していたアルピーヌA110のフロントフードの上で撮影されました。このためフェンダーとの境目が写っていますが、誌面ではもちろん消えています。

そんなわけでエリートのミニカーの写真はボツになってしまったので、こちらのコラムでご覧いただいた形です。本田博俊さんが鈴鹿のスプーンで横転させた時のエリートは、カラー写真が残っていないようですが、こんな色だったのではないでしょうか?

ティーポ405号 2026年4月号
定価:1,320円(本体:1,200円)
絶賛発売中です!
ネコ・パブリッシング公式サイト