「第34回・日本海クラシックカーレビュー」が満を持して開催。ヒスイのまち糸魚川に130台が大集結!
世界ジオパークのまちで鉱石ヒスイのふるさとでもある新潟県糸魚川市において、毎年恒例となっているイベント「交通安全フェア・日本海クラシックカーレビュー」が今年は9月7日(日)に、同市の博物館「フォッサマグナミュージアム」を会場に開催された。
糸魚川市や地元クラシックカークラブが中心となって運営するこの催しは、今年で第34回を数えるほどの老舗イベントということで、1974年以前に生産されたクルマだけというルールながら、参加枠130台はすぐにいっぱいになってしまったそうだ。昨年は台風の影響で開催を見合わせとなってしまっただけに、全国津々浦々から満を持して集まったエントラントは気合十分のご様子だ。
開催当日は朝から快晴のイベント日和。開場早々にほぼ全台が指定エリアに収まってスケジュール通りに9時30分から開会となった。本部前にはマツダ・コスモスポーツやサバンナRX-3など往年のロータリーモデルが並び、「交通安全フェア」にふさわしく地元・糸魚川警察署による新潟県警の白バイ&パトカー(FD3SのRX-7も!)が展示され、イベント限定トミカ(モーリス・ミニとランボルギーニ・ムルシエラゴ)の販売ブースには早くも行列が。
地元の恒例イベントということで近隣から来場したギャラリーも多いようで、糸魚川市内を巡るジョイフルラリーのスタートを見送ると、会場内のクラシックカーを間近で楽しみながら、ミニカーやアクセサリーが並べられたオートジャンブルで掘り出し物を探すなど忙しそう。フォッサマグナミュージアム内のホールでは、長年に渡り同イベントのポスターイラストを手掛けた故・Bowさんの追悼CCRポスター展も行われ、いすゞボンネットバス試乗会や特別展示のF1タイレルP34(レプリカ)も大人気。
茨城県水戸市にあるカスタムビルド&レストアWATABIKIの綿引雄司代表がハンドメイドで仕上げた、6輪F1タイレルP34のマシン解説&エンジン始動パフォーマンスと、綿引代表自らがステアリングを握り、タレントの山咲みうさんのフラッグでスタートした場内デモランは大注目を集めた。
欧州勢も個性派ぞろい。積極的にジョイフルラリーにも参加していた。
同じモデルをまとめた展示エリアでは、オフ会さながらにオーナー同士の交流が図られていたようだ。
今年のコンクールデレガンスは石川晴夫さんの1960年式トヨペットルートトラックがグランプリを受賞
フード販売のケータリングコーナーも用意されるなど、まさにコンテンツ盛りだくさんな地元お祭りの賑わいとなった第34回日本海クラシックカーレビュー。午後の閉会式ではカーグラフィック誌OBの阪和明さんやオールドタイマー甲賀精英樹編集長、小社カーマガジンの元編集長である長尾盾さんが審査員を務めたコンクールデレガンスの表彰式が行われ、受賞者にトロフィーが贈呈されて今年のイベントは幕を閉じた。なお、同会場では11月1日(土)にネオ&クラシックスポーツカーを集める「糸魚川クラシックスポーツカーフェスタ2025」を開催するとのこと。詳しくは糸魚川市観光協会まで。
毎年見かける常連エントラント&愛車もちらほらと。